福祉の仕事は、人の生活と尊厳を支える営みです。そのため、個人情報の扱い方は他業種以上に厳密である必要があります。
日々の支援記録から会話、書類の保管、オンラインのやり取りまで、一つの油断が信頼低下につながり、利用者の不安を生むことがあります。この記事では、福祉における個人情報の基本と、現場で必ず守るべき実務ポイントを整理します。
まず大前提として、個人情報とは氏名や住所だけではありません。
障がい名、家族構成、支援内容、服薬状況、写真、行動の特性、感情の変化などもすべて個人情報です。支援者が無意識に扱う情報ほど漏洩リスクは高くなります。
現場で意識するべき一つ目は、紙の記録の管理です。
支援記録、アセスメント、モニタリング、計画書などは施錠された場所に保管し、閲覧者を最小限にします。机の上に出しっぱなしにする、持ち歩く際に他者から見える状態にするなどは、小さなミスでも重大な漏洩につながります。
二つ目は、会話での配慮です。
送迎車内、事務所、廊下など、他者が聞こえる場所で具体的な氏名や障がい特性を口にしないことが基本です。本人や家族が近くにいる場面では、話す内容や語尾に特に注意を払います。
三つ目は、ICTやSNSの扱いです。写真を撮る際は必ず同意を得て、必要性を明確にします。さらに撮影時には、背景に個人宅や車のナンバーが写り込まないように配慮します。また、SNSに投稿する場合は、露出が多い服装や性的に見える表現が含まれていないかも必ず確認します。福祉の情報発信では、本人の尊厳や家族の安心を守る視点が欠かせません。LINEやメールの誤送信、個人端末への自動バックアップ設定などは思わぬ漏洩原因になります。
四つ目は、家族や関係機関との情報共有です。
必要最小限の情報だけを共有し、相手の立場で「どこまで話すべきか」を常に判断します。緊急時であっても、共有の理由と範囲を明確に説明し、後からの誤解を防ぎます。
最後に、日常の動作や習慣こそ最大の防御になります。紙を閉じる動作、メールを送る前の確認、写真フォルダを開くときの一呼吸など、支援者の丁寧な習慣が施設全体の信頼を支えます。福祉の個人情報保護は特別な技術ではなく、一人ひとりの姿勢に根づくものです。
【まとめ】
・個人情報は生活全体に及び、特性や心身の情報も含まれる
・紙の記録は施錠管理と、見える位置に置かない配慮が基本
・会話は場所の状況を見て、第三者に聞こえないことを確認する
・SNSや写真は同意と背景、露出、性的に見える表現への配慮を徹底する
・家族や関係機関への共有は目的と範囲を最小限にとどめる
・日常の確認や習慣が最大の漏洩防止になる
・情報は利用者の尊厳そのものとして扱い、丁寧な姿勢を大切にする
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